成田山新勝寺の節分会に参加した俳優の横浜流星さん(右)、小芝風花さん=2日午前、千葉県成田市(関勝行撮影)
成田市の成田山新勝寺で3日、恒例の節分会(せつぶんえ)が行われた。
豆まきには、今年のNHK大河ドラマ「べらぼう」で蔦屋重三郎を演じる俳優の横浜流星さんや、花の井役の小芝風花さん、1月に行われた大相撲初場所で優勝し昇進した新横綱豊昇龍らも参加。五穀豊穣(ほうじょう)などを願い、落花生と大豆を入れた小袋を、「福は内」の掛け声に合わせて大本堂前の特設舞台からまいた。
掛け声に合わせて豆をまく俳優の小芝風花さん(右)、水野美紀さん
新勝寺では、慈悲の心で鬼も改心させるとされる不動明王を本尊にしていることから、豆まきの際に「鬼は外」とは言わず、「福は内」だけを繰り返すのが習わしという。
勢いよくまかれた豆に参拝者は歓声を上げ、懸命に手を伸ばして受け取っていた。
NHK大河ドラマ「べらぼう」の俳優陣がズラリ。(右から)宮沢氷魚さん、安田顕さん、渡辺謙さん、横浜流星さん
勢いよく豆をまく大相撲の横綱豊昇龍(右)、大関大の里
豆まきに使用された大豆は約860キロ、落花生は約400キロで、計1・2トンを超える。
東京都荒川区から家族で訪れた原田悦子さん(58)は「雨の中でしたが、楽しかった。家族にとって良い1年になってほしい」と孫と一緒に手に入れた豆に大満足していた。(文・写真 関勝行)
豆とともに笑顔を振りまいた俳優の小芝風花さん
豆をまく(右から)俳優の渡辺謙さん、横浜流星さん、小芝風花さん。豆をキャッチしようと多くの手が差し出された